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【56】毒親と絶縁するまでの話

体調の変化の話

母のガン宣告

日に日に両親からの無心の金額と頻度が高くなっていき、ヘラヘラ笑いながら3万円を要求された時はさすがに頭にきました。

それでも無下にはできず、自分の食費を削ってなんとか生活を続けていましたが、とうとう体調に変化が出てきてしまいました。

それまでは時間に余裕を持って起きて出勤しないと気が済まなかったのが、本当にギリギリまで起き上がれず、化粧も職場についてから洗面所で簡単に済ますという感じでした。

ただ、通勤中はかなり体調が悪いものの、職場に到着すると嘘のように身体が動くようになり、また帰宅中になると体調が悪くなる……というのを繰り返しているうちに、実家からの電話がストレスになっていることに気づきました。

このままではいつかダメになると思い、無心は断ろうと決めた矢先、久しぶりにかかってきた電話の母から聞かされたのは「ガンになった」という内容でした。



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